1日午後1時半すぎ、大阪市西成区の千本小学校の近くで、この学校の児童7人が車にはねられてケガをしました。警察は殺人未遂容疑で 東京都内に住む無職の男を逮捕して、事故を起こした経緯を調べています。 https://news.yahoo.co.jp/articles/794c012b766317c19cbd87fdd3b0d3b643603966 殺人未遂容疑で逮捕されたのは、東京都東村山市の無職、28歳の矢澤勇希容疑者です。また、車が児童らの列に突っ込む様子を見て、容疑者をとりおさえて現行犯逮捕したのは、 警察官OBである70代の学校支援員だということです。 警察によりますと、矢澤容疑者は、小学生らを無差別に殺害しようとして大阪市西成区の路上で車を走行させ、ぶつけてけがをさせた疑いがもたれています。 小学2年と3年の男児計6人は軽傷、小学2年生で7歳の女児が重傷だということです。 矢澤容疑者は調べに対し、「すべてが嫌になったから、人を殺そうとして、乗っていた車で突っ込み、数人の小学校の生徒をひき殺そうとした」と容疑を認めているということです。 車の同乗者はいなかったということです。警察は”拡大自殺”の可能性があるのかどうかなども今後調べるとしています。 大阪市教委によりますと、けがをしたのは、千本小学校の2年生が5人(男児4女児1)、小学3年生が2人(男児2)の計7人です。 きょうは4時間目までの短縮授業で、給食を食べたあと下校したということです。 現場は学校の正門を出た塀沿いの通学路。住宅街の中であり、事故の様子を目撃した人も多くいました。 下校中に目の前で事故を見た小学生は、「車の大人の人がふにゃふにゃで運転していた。端を歩いてたら、急にぶつかりそうになってん。(列の)前の2、3年生がけがしてて、 頭から出血して、車と壁に挟まっていた」と、当時の様子を振り返りました。 また別の目撃者は、「だんだん壁に向かって幅寄せしていって、子どもが挟まれているにもかかわらず進み続けたと言っていた。なかなか車から降りてこなかった、 先生たちが出てくるようにと言っていた。若い感じでおとなしそうで、ガラの悪い感じではなかった、放心状態のように見えた」と話していました。 警察は使われた白いSUV車はレンタカーとみて、入手経路を調べるとともに、動機面に加え、なぜ大阪の西成区に来たのかなど、経緯について調べています。