元経済財政担当相で経済学者の竹中平蔵氏が27日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時30分)に出演。 番組では「緊迫する世界情勢 敵か味方を考えるSP」をテーマに討論した。 https://news.yahoo.co.jp/articles/1f8beee1e79e53a50db9489704ccd6b353951e01 トランプ米大統領は日本の「敵」か「味方」か。竹中氏は「敵」とし、「人類の叡智(えいち)を否定」とデジタルボードに表示した。 「地球全体にとってものすごい危険なことだと思う。人類の叡智としましたが、トランプ大統領は『黒字はよくて、赤字は悪い』って言っていますが、 これって重商主義の考え方」と指摘。トランプ大統領の経済観は、16〜18世紀に欧州絶対王政国家で始まった経済政策・思想で、国の富を増やすために 他の国からは買わず、他の国にどんどん輸出するものだとした。 その後、重商主義は否定され「自由にやりましょうと何百年も積み重ねてきて、今日に至っている。それを否定する。これは長期的にわれわれの生活水準を下げる」と警鐘を鳴らした。